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【プロ直伝】ダイニングのインテリアコーディネートの考え方とは?

Posted: 2018/05/18
いのこ いのこ

食事の場所であるだけでなく、リビングと一体になっていることも多いダイニングルーム。今や、生活の中心と言ってもよいでしょう。ダイニングのインテリアに対する考え方はいろいろありえるところですが、今回はインテリアコーディネーターとして簡単に応用できるエッセンスをお伝えしたいと思います。

ダイニングのインテリアコーディネート

こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。


今回のテーマは、ダイニングのインテリアコーディネートです。本来は食事をする場所であるダイニングですが、最近はリビングと一体になっているレイアウトも多いですね。

そういったケースではインテリアを考えると同時に使いやすさも考えたいもの。


ダイニングのインテリアコーディネートを考える場合の進め方についてご紹介します。

白の清潔感か木の暖かみか……色と材質の選び方

白の清潔感か木の暖かみか……色と材質の選び方

ダイニングのインテリアを決める場合、基本的には床や壁の色に対して家具やラグなどのアイテムを合わせていくという進め方がスムーズです。

というのも、すでに決まっている床や壁の色は室内で大きな面積を占めているので、そこに「加えていく」という感覚で決めていくと簡単だからです。

まずは床や壁の色と家具の色は、同じ色みでそろえましょう。


床や壁がホワイト系の場合、純粋に真っ白というのは珍しく、たいていはグレーがかっているかベージュがかっているかのどちらかです。その色みに家具も合わせて選ぶと統一感が出ます。

グレーがかったホワイト系の床や壁に、ベージュがかったホワイト系の家具を合わせると色みがずれてしまいますからおすすめしません。

床がフローリングでブラウン系、壁はホワイト系の場合は、床か壁のどちらかに家具の色を合わせましょう。


要は室内にある色の数を抑えることで、すっきりとまとまった印象にするのが目的です。

色と同じく材質も考え方は一緒。床がフローリングなら家具も木製がしっくりきますし、タイルなら木製よりもスチール製やガラス製の家具がなじみます。

色や質感が似ているもの同士を組み合わせるといいですよ。

ダイニングテーブルの大きさはどれぐらいにすればいい?

ダイニングテーブルの大きさはどれぐらいにすればいい?

色や質感の次に考えたいのがレイアウト。

ダイニングは食器を並べたり片づけたりする作業を行う場所ですから、配膳のしやすさや周辺の動きやすさも考慮したいですね。


ダイニングテーブルは、四角形か円形かになります。2人で使うなら80~90㎝角程度の正方形サイズ、4人で使うなら135×80㎝程度の長方形サイズは最低でもほしいところです。円形なら直径120㎝程度の商品を選べば4人まではゆったり使えます。

円形のダイニングテーブルは、脚の形状にもよりますが座る場所を自由に決められるのが長方形タイプにはないメリットですから、意外と使い勝手はいいですよ。

どちらの形状であっても、大きさを選ぶ目安として、1人あたり幅60㎝程度として計算すると選びやすいでしょう。


そしてダイニングテーブルの配置ですが、食事の準備や片づけを考えるとキッチンにできるだけ近い場所に置くのがおすすめ。

もしキッチンと離れた位置にダイニングテーブルを置くのなら、キッチンとダイニングテーブルとの間にソファなど別の家具は配置しないようにします。


これは作業するのに効率的な移動ラインである動線を途切れさせないため。

食事の準備や片づけは毎日のことですから、ちょっとしたことが使い勝手を大きく左右します。ダイニングテーブルの大きさと配置、この2点をしっかり検討したいですね。

ダイニングチェアをインテリアのアクセントに!

ダイニングチェアをインテリアのアクセントに!

ダイニングのインテリアというとどうしてもダイニングテーブルに注目しがちですが、それに加えてこだわりたいのがダイニングチェアです。

テーブルとチェアがセットになったダイニングセットは、同じ色や素材を使っていますから当然統一感はありますね。

しかし、無難にまとまってしまうというデメリットもあります。


そこでおすすめしたいのが、ダイニングチェアをアレンジするという方法。

たとえば一般的な背もたれ付きのチェアではなくベンチチェアを選んだり、同じシリーズのチェアでも座面の色だけ変えてみたり…といった合わせ方をするとぐんとおしゃれ度がアップします。

4脚準備するなら、2脚の座面はブラウンで残りの2脚の座面はレッド……といった組み合わせですね。


テーブルに合った高さであれば座った時の使用感は変わりませんから、こうしたアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。

まとめ

色や素材、配置は基本をしっかり守りながら、そこに多少のアレンジを加えるだけで、ダイニングのインテリアをセンスアップできます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。


ではまた、いのこでした。

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