部屋のおしゃれは照明で変わる?誰でもできる照明の選び方と考え方
部屋の雰囲気を手っ取り早く変えるのなら、照明にこだわるのがおすすめです。適材適所の照明選びを意識するだけで、おしゃれ度はグッとアップしますよ。
こんにちは、いのこです。
今回のテーマは照明です。
家具やカーテン、内装材などを美しく見せるかどうかは、室内全体に広がるあかり次第。最近は煌々と室内全体を照らすよりも、光の量や色を調節して陰影を楽しむ人が増えてきたこともあり、照明の使い方によってインテリアのセンスの良さも左右されると言えるでしょう。
そこで今回は、照明の選び方とあかりについての考え方についてまとめてみました。
賃貸でも簡単取り付け可能!覚えておくべき照明3種類
賃貸の部屋には、部屋の天井に照明器具用の金具が付けられています。国産メーカーの照明器具は、同じ仕様の配線金具を使っていますから、どのメーカーの照明器具でも取り付けられます。
この金具に設置できる照明器具は、シーリングライト、ペンダントライト、スポットライトです。
シーリングライトとペンダントライトは金具に直接はめこんで設置できるので、取り替える時も簡単です。
スポットライトを設置する時は、インテリアダクトというレール状の器具と天井の金具を接続した上で、そこにスポットライトをはめ込んで使います。
インテリアダクトを使うメリットは、レールの長さの範囲はライトを動かせること、2~3灯を同時に設置して照らしたい方向を自由に決められることです。
この3種類の照明器具は、デザイン性が高いタイプが多いため、インテリアのテイストに合わせて選ぶのがよいでしょう。
あかりの色でインテリアの雰囲気が決まる!
照明器具から発せられる光の色は、インテリアの雰囲気を大きく左右します。
光の色は電球色・昼光色・昼白色(温白色)と3色あるので、好みだけでなく色のバランスも見ながら選ぶことが大切です。
オレンジがかった光は「電球色」と呼ばれています。夕日のようにぬくもりを感じさせる色で、キャンドルの炎に近いです。
青白い光は「昼光色」と呼ばれます。真夏の正午ごろの太陽光のように明るく、クールな印象を与えます。
そして電球色と昼光色の中間にあたる光は「昼白色」と呼ばれています。メーカーによっては「温白色」と呼んでいることもあります。
明るい光でありながらやわらかく、ぬくもりも感じさせることから、最近人気が高まっています。
電球色は黄みが入った色なのでベージュ系や暖色系、昼光色は青みが入った光なのでグレー系や寒色系の家具やカーテンと相性がいいですね。
この組み合わせが逆になると、家具やカーテンの色が濁って見えるためおすすめしません。昼白色はどちらのトーンも含んでいるため、カラーバランスは取りやすいでしょう。
電球色はどこに取りつける?照明の色で雰囲気を変える
照明器具の光の色は、インテリアだけでなく部屋の用途も考えて適切な組み合わせを考えることが重要です。
一般的には、パソコン作業や読書など目を酷使する作業をすることが多い場所には昼光色、くつろいだり食事をする場所には電球色をセットするのが理想的。
なぜかというと、同じ60W(ワット)相当と書かれていても、光の色によって体感する明るさが変わるためです。
たとえばダイニングテーブルのすぐ上にセットする照明器具を選ぶとしましょう。
テーブルを食事メインで使うなら、料理が青白く照らされてあまりおいしそうに見えなくなってしまう昼光色タイプよりも、おいしそうに見える電球色タイプがいいですね。
またテーブルで勉強や読書などを定期的にするなら、細かい字がよく見える昼光色タイプかやわらかい印象の昼白色タイプがおすすめです。
ただし、昼光色タイプはかなり強い色なので、住宅では使われなくなってきました。
明るさを得ながらソフトな印象もある昼白色タイプをセットすると過ごしやすいでしょう。
このように考えていくと、電球色タイプはどういった場所に取付けるといいのか気になりますよね。
ぬくもりを感じさせ、癒し効果が高い電球色タイプは、ソファやベッドなどくつろぐことの多い場所の近くで使うのがいいでしょう。
煌々と照らし上げるのではなく、照らしたい部分だけをしっかり照らす方法がおすすめです。光が広がる部分の周囲は陰影ができて、そのコントラストによってとてもおしゃれな雰囲気を演出できます。
直接照らし上げる以外に、スタンドライトなどを使って壁面や天井面を照らし、その反射の光を室内に広げるという間接照明の方法を取り入れるのもいいでしょう。
直接的に照らすよりも光がやわらかくなり、センスのいい印象を与えられますよ。
まとめ
照明は非常に奥深いジャンルで、使い方次第でさまざまな表情を出すことができるアイテムです。
住宅は基本的にくつろぐための場所ですから、まずは電球色タイプのシーリングライトやペンダントライトを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ではまた、いのこでした。