部屋の模様替えで気分が上がる!家具の配置で暮らしを変える方法
部屋を模様替えして家具の配置を変えるだけで、部屋全体のふんいきまでもが一変!インテリアコーディネーターの立場から、今の家具をよりおしゃれに見せる方法をお伝えします。

こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。
先日家電量販店に行ったらデザイン性の高いキッチン家電を見つけてしまい、いろいろチェックしてしまいました。
プリンターのインクを買いに行ったはずなのに滞在時間1時間…最近の家電は本当に魅力的なデザインが多いですね!
さて、今回は家具の配置がテーマです。
模様替えでこれまでとは違う家具の配置にすると、とてもリフレッシュされた気持ちになりますね。
ただしポイントを押さえて家具の配置を決めないと、かえって暮らしにくい部屋になってしまう場合があります。
今持っている家具を活用して、より暮らしやすい部屋にするにはどうしたらいいか気になりますよね。
たかが配置、されど配置。押さえたいポイントと配置のアイデアについてお伝えします。
買い換え不要!配置だけで模様替えを実現させるメリット

部屋の模様替えというと「ソファを変えよう」「新しくテーブルを買おう」といった家具の購入や買い換えをするというイメージが強いのではないでしょうか。
確かに家具というモノが変わるので、雰囲気はがらりと変わりますね。
けれどお金がかかる方法ですし、模様替えをしたくなった時にタイミングよく希望に合った家具が見つかるとは限りません。
インテリアコーディネートをご依頼いただくお客様にはいつもお伝えしていますが、家具は妥協せずに選んでほしいです。
価格も気になるでしょうが、サイズや色が今の自分のライフスタイルや好みに合っているかを最優先してじっくり選んでほしいのです。
なぜなら部屋で過ごす時間というのは、一人でくつろいだり恋人や友人と楽しく過ごしたり、いわばリラックスする時間だから。
テーブルもチェアもソファもキャビネットも、毎日見たり触れたりするもの。
だからこそ、多少時間がかかってもこれだ!とピンときたものを手に入れてほしいなと思います。
家具を買い換えずに模様替えをするとなると、もっとも効果的なのは配置を変えることです。
ソファは同じでも、座るといつもと違う風景が見えるととても新鮮!
部屋の中の動き方に合わせてキャビネットを置いたらとても便利になった!
そんな経験がたくさん味わえるのが、家具の配置を変える方法の大きなメリットです。
しかも家具の配置を変えるだけなら基本的に出費はゼロ。これもうれしいメリットですよね。
家具の配置を変える時に押さえておきたいポイントは?

比較的手軽にできる家具の配置。
「よーし、では今度のお休みに家具を動かしてみよう!」……と今思いませんでしたか?
確かに家具の配置変えは簡単です。
ただし思い付きでやるのではなく、ポイントを押さえてより効果的な配置変えを事前に考えてみましょう。
家具の配置は次のような項目をひとつずつチェックしていくのがおすすめです。
- ・部屋の広さと形
- ・窓の位置と大きさ
- ・その部屋での過ごし方や動き方
- ・持っている家具の数と大きさ
たとえば、ソファとキャビネットを同じ壁側に置きたいと思っても、部屋の広さや形によっては難しい場合があります。
もし置けたとしても窓をふさぐことになったら、部屋が暗くなってしまうかもしれません。
またソファからテレビが見えにくくなったり、キッチンからベランダまで行くのに大回りしなければならなくなったり、その部屋での過ごし方や動き方が配置を変えたことで難しくなってしまわないかもチェックしたいですね。
そして部屋の広さや形に対して家具が多すぎたり、数は少ないけれどサイズの大きすぎる家具ばかりだと全体がとても狭く見えてしまいます。
家具の配置は部屋全体のバランスがとれているかが大切。
一度簡単でいいので図で描きだしてみましょう。部屋を俯瞰して見られるのでおすすめです。
シミュレーターを使うのもいいですね。
参考:インテリアコーディネートのシミュレーションのやり方は?上手に使って部屋をおしゃれに!
空間を効率的に活用!家具の配置アイデア

では、家具の配置について具体的なアイデアをいくつかご紹介しましょう。
ベッドは窓の大きさに合わせて置き方を変える
ワンルームや1Kの場合、たいてい部屋の形は長方形です。そして短辺側に窓があるパターンが多いですね。
この窓がベランダに出るための大きな掃き出し窓なのか、小さな腰高窓なのかによってベッドの置き方が変わります。
掃き出し窓であればベランダに出ることが優先ですから、できるだけ窓をふさがないよう部屋の長辺側の壁に沿って置きましょう。
対して腰壁窓であれば、窓の下に置くイメージで部屋の短辺側の壁に沿って置きましょう。
この置き方だと、残った部屋の形が正方形に近くなるので、他の家具の配置がしやすくなり動き方もスムーズです。
キャビネットは入口近くに置く
本棚や棚付きのキャビネットで高さが90㎝以上あるものは、部屋の入口に近い場所に置きましょう。
部屋に入った時、出入口から奥に行くにしたがって家具の高さが低くなると、人は圧迫感を感じにくく、逆に配置したパターンよりも部屋が広く見えます。
ソファは部屋の中心ではなく壁に沿って置く
ワンルームや1Kの場合、ソファは壁側に寄せて置きましょう。
人は座る時に背後や左右のどちらかが壁に近いと、より深くリラックスすると言われています。
他の家具が配置しやすいということもありますが、ソファのもともとの使い方を考えてゆったり座れるよう壁に沿って置くのがおすすめ。
まとめ
家具の配置を少し変えるだけで、今までとはまったく違う暮らしやすさが生まれることも珍しくありません。
定期的に配置変えをして、新鮮な気持ちで過ごす時間をぜひ楽しんでくださいね。
ではまた、いのこでした。