狭くても一人暮らしでも北欧インテリアを実現しておしゃれ度アップ
北欧インテリアは、一人暮らしでも十分実現できます。全体の統一感を意識して色の使い方や家具の選び方を工夫すれば、お金をかけなくてもおしゃれな北欧風のできあがり。ぜひ試してみてください!

こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。
インテリアコーディネーターの仕事の一つとして、リフォームのお手伝いがあります。最近は入居者がアレンジしてもいいよというオーナーさんが増えてきているので、新築でいうモデルルームのような見本の部屋をつくることもあります。女性向け、男性向け、ファミリー向け…コンセプト別にプランを考えるのは楽しいですね!
さて、今回のテーマは一人暮らしで楽しむ北欧インテリアです。一時のブームとして消えるインテリアテイストもある中で、北欧インテリアは日本ではすっかり定番となりましたね。
部屋の広さが限られる一人暮らしですが、一人暮らし初心者でも比較的手軽に整えられるテイストです。狭さを感じさせずに北欧インテリアを楽しむポイントをお伝えしましょう。
一人暮らしなら白を基調とするのがおすすめ

ワンルームや1Kといった間取りが多い一人暮らしの部屋では、置ける家具の数が限られるというだけでなく、部屋全体に使う色の濃さを考えなければいけません。
日照時間が短く夜の時間が長い北欧では、もともとインテリアにも明るめの色を使って室内を暗くしない工夫をします。
ですから北欧インテリアをつくるなら、白をベースとしたカラーコーディネートを考えると進めやすいですね。
部屋の中で広い面積を占めるのは床・壁・天井です。これらの色は賃貸物件ならすでに決まっていますから、これら以外の部分で広い面積を占める場所、窓まわりやベッド・ソファなどの大きい家具に白を使うといいでしょう。
もし床のフローリングがダークブラウンなど濃い色なら、白いラグを敷くなどして濃い色が見える部分を減らしてください。
ベースカラーを白にした上で、アクセントカラーとして濃い色を小さな面積で使います。たとえば淡いブラウンやグリーン、ブルー、イエローといった色は北欧インテリアらしさを表現できる色み。
色の数が増えると雑然とした雰囲気になるので、白に加えて2~3色にまとめるとすっきりしますよ。
木の家具と小物で北欧テイストを楽しむ

北欧インテリアを実現するには、ファブリックに自然のテイストを取り入れること、あたたかみのある木材、こだわりの照明器具の3点セットで決まりです!
北欧インテリアといえば自然のモチーフですよね。自然と言っても、植物だけではなく動物のモチーフを使うとバランスが取れるんです。
カーテンやクッション、ラグなどのファブリックは無地でもいいのですが、すべてを無地にしてしまうとシンプルテイストになってしまうんですね。
そこで、植物や鳥などの柄を一部取り入れるとアクセントになっておしゃれ度がアップします。
次に、北欧と言えば木材。原木から切り出してそのまま作られた無垢材家具は、見た目も肌触りも素敵です。
ベッドやテーブル、ソファの脚などに木が使われている家具でまとめましょう。形は脚などがカーブしていないシンプルなタイプが合います。
最後に、照明器具もひとひねりしましょう。ついつい、無難なシーリングライトを選びがちですが、ポップなカラーのシェードやスチール製のシェードをもつペンダントライトを合わせると、北欧らしい雰囲気が高まりますよ。
あと、ぜひキャンドルを取り入れてみてください。日本人にはあまりなじみがありませんが、北欧では長い夜の時間でも煌々と部屋全体を明るくするのではなく、キャンドルの静かな光でゆったりとした雰囲気を楽しみます。
炎のあたたかみやゆらぎに癒される生活、素敵ですよ。
クールな雰囲気を出したいならあえてモノトーンで

北欧インテリアというとあたたかみのある印象が強いかもしれませんが、カラーコーディネートのバランスを変えるとクールでスタイリッシュな印象に変えることもできます。
そのための方法が、カラーバランスをモノトーンで統一すること。
白を基調とするのは同じですが、アクセントカラーに黒や濃いグレーを使います。合わせる家具の形がシンプルなタイプであることは変わりません。
色を無彩色、つまり白~グレー~黒の間で統一すればすっきりまとまります。
床がブラウン系のフローリングや畳の場合は、白か黒のラグを敷いたり白系のフローリングシートを上から敷き込んだりして、ブラウン色の部分をできるだけ隠すようにしましょう。
男性はもちろん、クールなインテリアが好きな女性にもおすすめですよ。
まとめ
北欧インテリアは色と形さえ基本を押さえておけばあまり難しいコーディネートではありません。今回紹介したポイントを参考に、気軽に楽しんでくださいね。
ではまた、いのこでした。