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一人暮らしの狭いキッチンをどう考える?プロの考える収納&インテリア術

Posted: 2018/05/25
いのこ いのこ

一人暮らしだと、キッチンが狭い場合も多いですよね。最初はモノを買いすぎて、収納しきれなくなってしまった……という人もいるのではないでしょうか。今回は、インテリアコーディネーターの立場からキッチンの収納およびインテリアのアイディアをお伝えします。

一人暮らしの狭いキッチンをどう考える?プロの考える収納&インテリア術

こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。


さて、今回のテーマは一人暮らしのキッチンにおける収納とインテリア。一人暮らし用の部屋はキッチンスペースが狭く、冷蔵庫を置くと開いたスペースがあまりないというパターンが多いですね。

しかし狭さを逆手にとって「コンパクトに動けるキッチン」と考えれば工夫のし甲斐もあるもの。収納とインテリアという2つの視点から、狭いキッチンの上手な使い方や見せ方のコツを3つお伝えします。

狭いからこそすき間を最大限に活用しよう!

狭いからこそすき間を最大限に活用しよう!

ワンルームや1Kのキッチンスペースは、キッチン本体の横に冷蔵庫スペースがあって、その近くに小さな食器棚かワゴンを置くスペースがあるというのが基本的なパターンです。

ただし冷蔵庫も、食器棚やワゴンも、そのスペースにぴったりはまるサイズというわけにはいきません。たいていはスペースが余るはずです。


そういった余ったスペースを活用するには、すき間収納と呼ばれるタイプの収納キャビネットを入れ込んで使う方法がおすすめ。

ストッカータイプだと調味料やストック食品、ペットボトルなどが並べられます。またキャスターが付いていれば使う時は引き出して、使った後はすき間に押して戻せますから邪魔になりません。


幅15センチ前後から5~10センチ間隔で商品がつくられているシリーズが多いですから、余ったスペースを測ってぴったりなタイプを選ぶといいでしょう。

意外とかさばる食器は収納しない!

意外とかさばる食器は収納しない!

ワンルームや1Kのキッチンはいわゆるミニキッチンと呼ばれるコンパクトなタイプが一般的です。

でも、シンクと加熱機器の間にほとんどスペースがなく、洗った食器を置く水切りかごを置くのも難しいケースが多いのではないでしょうか。


そういった場合は、シンクに引っ掛ける形で使えるワイヤーバスケットを活用するのがおすすめです。

一人暮らしで一度の食事に使う食器の量は多くありませんから、ワイヤーバスケットで十分まかなえるでしょう。見た目もすっきりしますし、普段使いの食器なら食器棚に収納せずそのままバスケットに並べておけばOK。布巾で拭く手間や収納する手間も省けます。

また、食器の水切りだけでなく、調理中に洗った野菜の一時置き場としても使えますからとても便利です。


さらに、食器そのものをなるべく洗わずに済む方法を考えることも、狭いキッチンを効率的に使うためには必要なこと。

食事のメニューにもよりますが、ご飯とおかずは同じお皿に盛りつけてワンプレートにまとめると、面倒な洗い物がぐんと減って結果的にキッチンを清潔に保つことができるでしょう。

最近は雑貨店などでおしゃれなワンプレート用食器を取り扱っていますから、時間がある時に探してみてくださいね。

壁面も立派な収納&ディスプレイスペース!

壁面も立派な収納&ディスプレイスペース!

収納というとどうしてもキャビネットや棚といったイメージが強いものです。

しかし物理的にスペースがないなら、空間を立体的に使うしかありません。つまり高さを生かすということ。


たとえばキッチンの正面がタイル壁なら、吸盤で取付できるタイプのワイヤーネットやフックを活用しましょう。お玉やフライ返しといった調理器具は吊るして収納できますから、使うたびに引き出しから取り出してまたしまって…という手間が省けます。

砂糖や塩といった調味料は、ワイヤーネットに掛けたバスケットに並べればさっと取り出せる上におしゃれな雰囲気になります。容器やラベルのデザインにこだわれば、ちょっとしたディスプレイコーナーに早変わり!使い勝手と見映えの両方ともクリアできますね。


さらにインテリアにこだわるなら、簡単DIYとして防水タイプのインテリアシートを壁に貼ってみましょう。

レンガや板、タイルなど本物に近いテイストのデザインがたくさん出ていますから、貼るだけでぐんとセンスアップしますよ。しかも水や油の汚れを防止しますから一石二鳥。

はがせるタイプのシートなら、季節や好みの変化に合わせて貼り替えるのも楽しいでしょう。

まとめ

狭くても、工夫次第で使いやすくなったりおしゃれなスペースに変えたりといったことが手軽にできるのがキッチンです。

紹介したポイントを参考に、狭くても素敵なキッチンのインテリアを少しずつ楽しんでみてはいかがでしょうか。


ではまた、いのこでした。

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