こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。

今回のテーマは、一人暮らしの空間に取り入れる雑貨選び。

雑貨をそろえていくのは一人暮らしならではの楽しみですが、広さが限られているだけに何をいくつどんな配置で置くかというのは迷ってしまいますよね。

今回は、部屋をおしゃれに見せるための雑貨選びのコツについてお伝えします。

インテリアのテイストに合う雑貨を選ぶ

雑貨は部屋のインテリアにアクセントを加える重要なアイテムです。

小さいものだから目立たないと思うかもしれませんが、雑貨は意外と目立ちます。テイストのバランスを考えずに好みだけで選ぶと「適当に選んだのかな」と見えてしまうのです。

どんなアイテムであっても必ず押さえておきたいのは、部屋全体のインテリアのテイストと雑貨のテイストを合わせること。

「合わせると言われても……」って感じるかもしれませんが、要するに家具や壁・床と似た色の雑貨を選べば、大きく間違えることはありません。

たとえば壁掛け時計を選ぶ場合、モダンテイストのインテリアにファンシーな色や柄のタイプは合いません。

文字盤がガラスのタイプやモノトーンカラーのタイプなど、インテリアの一部として双方のテイストが合うものを組み合わせるのがおすすめです。

ナチュラルテイストのインテリアなら、自然素材を使った雑貨だと相性がいいですし、アンティークテイストのインテリアなら雑貨もあえて色落ちした仕上げのシャビ―なタイプがぴったり合いますよ。

雑貨初心者ならまずミニグリーンを試してみよう

部屋のテイストに合わせてを言われても、どんな雑貨を選んだらいいか分からない。そんな場合は、ミニグリーンを1～2個選んでみてください。

ミニグリーンとは小さなサイズの観葉植物のこと。

陶器やブリキのおしゃれなポットとセットになっているタイプがほとんどで、フラワーショップだけでなく雑貨店や家具店でも購入できます。

観葉植物はどんなテイストのインテリアであっても取り入れやすく、1つ2つあるだけで雰囲気がやわらぐので、雑貨初心者でも選びやすいですよ。

小さなサイズならどこにでも置けますから、室内のあちこちに置いてみて見え方をチェックすると雑貨のディスプレイの練習にもなります。

世話するのが面倒くさい場合は、フェイクグリーン（人工観葉植物）もあります。これでもいいですね。

「使える」雑貨を選ぶと一石二鳥！

デザイン性に優れているばかりでなく、実用性を兼ね備えている雑貨もたくさんあります。たとえば小物を置く棚や傘立て、フォトスタンド、花瓶、壁掛け時計などですね。

特に収納棚はおすすめです！　壁面に棚を設置してお気に入りの雑貨をいくつか並べると、単なる収納棚というだけではなく、世界でひとつだけのオリジナルコーナーとして楽しめます。

目立たせたくなければシンプルなデザインのものを、インテリアのポイントにしたければ個性的なデザインのものを選ぶのがおすすめ。

室内の中でその雑貨をどういった位置づけで使いたいのかを考えながら、色やデザイン、質感などに妥協せずに選びましょう。

ポイントは、店頭で気になる雑貨を見つけた時に、まずは自分の部屋に置いたらどんな感じになるのかを頭の中でシミュレーションすること。

どんなにその雑貨そのものがかわいらしくて素敵なものであっても、部屋のインテリアとフィットしなければ浮いてしまいますからね。

いつ気になる雑貨を見つけてもいいように、スマートフォンなどで部屋全体を写した画像を準備しておくとよいでしょう。

まとめ

雑貨選びはインテリアづくりの中でも特に楽しいことのひとつ。

一気に完成させようと思わずに、お気に入りの雑貨をゆっくりそろえていってくださいね。

ではまた、いのこでした。