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プロが教える!お部屋のテレビ周りのおしゃれ術!

Posted: 2018/07/09
いのこ いのこ

ほとんどの家庭では、リビングにテレビを置いています。インテリアコーディネーターとしては、テレビ周りのインテリアがイケていないケースが多いなあ……と感じることも。そこで今回は、リビングや寝室にテレビを置く場合のインテリアについて考えてみました。

プロが教えるテレビ周りのおしゃれ術!

こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。

今回のテーマは、テレビ周りのインテリアについて。

最近の家電製品はカラーバリエーションが豊富ですが、テレビはほとんど色が選べないもののひとつです。その不自由さを前提としてテレビ周りのインテリアを考えなくてはいけません。

そこで、リビングや寝室にテレビを置く場合のインテリアを考えるポイントをいくつかご紹介します。

部屋の広さとテレビの大きさの関係とは

部屋の広さとテレビの大きさの関係とは

テレビを置く場合、ほとんどのケースではテレビ台が必要です。


テレビ台を選ぶ際にチェックしておきたいのはサイズとカラー。

まずサイズですが、今持っているテレビをそのまま使うのであればテレビのサイズに合うテレビ台を選ぶのが基本ですから、あまり難しくないでしょう。

問題は、テレビを買い替える場合です。考えなければいけない要素が2つあります。

ひとつはテレビを置く部屋の広さ、もうひとつはテレビ本体のサイズです。テレビはその画面サイズによって、目が疲れずに画面がはっきり見られるという最適な距離がほぼ決まっています。

32~37インチのテレビだと1.2~1.4mですから6畳の部屋に置きましょう。また、42~46インチのテレビだと、1.6m前後ですから8~12畳の部屋に置くのが理想的です。


部屋に対して適したサイズのテレビを置くことは、インテリアから見てもすっきりした印象になりやすいです。

たとえば6畳の部屋に60インチのテレビを置くと、見づらいだけでなくインテリアの視点から考えてもバランスが悪いわけです。

「スポーツや映画が好きだから大画面で見たい!」といった希望があるかもしれませんが、部屋の大きさに合わせることを意識した方がいいでしょう。

テレビ台のサイズ・色合いの選び方

テレビ台のサイズ・色合いの選び方

置くテレビのサイズが決まったら、次はテレビ台のサイズと色を決めていきます。


テレビ台の横幅は、少なくともテレビ本体の横幅から左右10㎝程度大きいと美しく見えます。

テレビとテレビ台の横幅が同じだと、テレビ台が安っぽく見える印象が強くなってしまうので避けましょう。

逆に、テレビより左右10㎝以上長いテレビ台を選ぶなら、置く場所の壁面の長さや部屋全体の広さとのバランスを見ながら決めてください。


テレビ台の奥行は40~45㎝が一般的です。これ以上浅いとゆったり感が出ませんし、これ以上深いと無駄なスペースが増えます。

また高さは40㎝前後が一般的ですが、これはソファやダイニングチェアに座って見る場合です。床に座って見る場合は30㎝程度がおすすめです。

もっとも目が疲れにくいのは、やや視線が下がる角度でテレビを見る姿勢です。この姿勢がとれるかどうかを目安にしてください。


次にテレビ台の色ですが、基本はテレビを置く部屋のインテリアに合わせるのが鉄則。

リビングダイニングであればダイニングテーブルやデスク、寝室であればベッドフレームに合わせると色が氾濫せずにまとまりやすいです。

最近多いのは、テレビやテレビ台を置く壁面にアクセントクロスや内装タイルを貼ることです。

テレビを置くとどうしてもその場所が部屋のフォーカルポイント(もっとも人の視線を集める場所)になりやすいので、インテリアのこだわりをここに集約させるとメリハリが効いていいですよ。

テレビは置くだけじゃない!こんな使い方も検討してみよう

テレビは置くだけじゃない!こんな使い方も検討してみよう

テレビは、家電製品の中でも色のバリエーションが少ない商品のひとつです。

フレームはいくつか色が選べるとしても、画面はどのメーカーも黒しかありません。そのため、大画面のテレビとなると、リビングや寝室に置いた時の圧迫感が大きくなります。置くこと自体をためらう人も増えてきています。

テレビも「固定した場所に置く」という使い方だけではなくなってきていますね。


たとえば壁に掛けるという方法。

使用場所は固定になりますが、テレビ台が不要なので部屋を広く使えますし、従来よりも離れた距離から見やすいというメリットがあります。

本棚やキャビネットといった他の家具を壁掛けテレビの下に並べれば、テレビと家具をひとつの壁面にまとめられます。他の壁面があいて部屋全体がすっきりしますよ。

壁掛けテレビの両サイドの壁面に棚を設置してオブジェを飾ったり、吊り下げタイプの花瓶を下げて花を飾ったりといった、壁面を活用したインテリアも楽しめるでしょう。


ただし、壁掛けテレビは下地を補強した壁面でないと設置できません。

事前に壁の補強工事が必要ですから、選んだテレビの重量に合った補強の程度を家電店などであらかじめ確認しましょう。必要ならば、テレビを設置する前までに補強を済ませておくことが大切です。

また、画面サイズが小さくてもいい人はポータブルテレビという選択肢もあります。

専用ユニットをテレビジャックと接続していれば、リビングダイニングだけでなく寝室や個室などに持ち運んで見られます。


リビングダイニングの主役をテレビにしたくないという人も最近増えています。

そんな場合はすっきり見える壁掛け設置やポータブルタイプを選択して、好みのインテリアを優先させてはいかがでしょうか。

まとめ

テレビは他の家電製品よりも無機質感が出やすいもの。

その無機質感を上手に生かすには、部屋の広さに合ったサイズを選んでインテリアやレイアウトでカバーするのがおすすめです。

今回紹介したポイントの中からできそうなものを試してみてくださいね。

ではまた、いのこでした。

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