花瓶と植物でおしゃれな北欧インテリアを手軽に実現!
玄関やリビングなど、さりげなく空間を彩る花瓶と植物。昔から雑貨の一つとして人気がありますが、部屋に合っていない花瓶や植物を選んでいる人も少なくありません。インテリアコーディネーターの立場から、上手な選び方を説明します。
こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。
今回のテーマは北欧インテリアと花瓶です。
自然素材を使ったインテリアが魅力の北欧インテリアは、植物との相性もばつぐんです。
その植物をさらに魅力的に飾るために一役買うのが花瓶。
今回は、北欧インテリアにぴったりの花瓶の選び方や合わせる植物の種類についてご紹介します。
北欧ブランドの花瓶でおしゃれ度5割増し!
北欧インテリアに合わせる花瓶は、基本的にシンプルなフォルムのものが多いです。
全体はシンプルにまとめながら所々にはっきりとした色や柄のアイテムを入れるというのが北欧インテリアのイメージでしょうか。
目を引く色や柄を取り入れるのは、カーテンやクッション、ラグ、照明器具などです。それらを引き立てるためにも、花瓶としてはシンプルなタイプが好まれます。
おすすめのひとつは、グラスウェアメーカー・ホルムガードのfloraシリーズ。
美しく透き通ったガラス製で、口が狭い独特のフォルムにはいくつかバリエーションがありますが、1つだけ置いても複数個置いても絵になるおしゃれなフォルムが特徴です。デンマーク王室御用達の品というのもうなずけますね。
スウェーデンの陶器メーカー・リンドフォームの陶器製花瓶は、シックながら目を奪われるデザイン性の高いフォルムが人気です。
古代中国の壺を思わせるフォルムは日本人にもなじみやすく、北欧インテリアはもちろん和モダンのインテリアとも相性がいいと言えます。
置く場所に合わせた花瓶の選び方とは?
花瓶を置く時は、室内全体のインテリアのテイストに合わせるのは当然ですよね。ただしそれだけではなく、置く場所の広さや高さと植物との関係を考慮することが大切です。
狭い場所には背の低い花瓶
窓際やカウンターなど、あまり広くない場所に花瓶を置く場合は、背が低いタイプを選ぶといいでしょう。
広くない場所に背の高い花瓶を置くと、実際に転倒するようなフォルムではなくても不安定感があって落ち着かないからです。
視線の来やすい場所には重量感ある花瓶
ダイニングテーブルの上など、人の視線に近い位置に花瓶を置く場合は、少しボリュームのあるフォルムのタイプを置くととても映えるのでおすすめ。
花束などを生けることが多い場所なので、たっぷりとした植物とのバランスがとれるよう花瓶もある程度重量感があるとおしゃれです。
玄関に置くなら華やかな花瓶
玄関など人目に付きやすい場所に花瓶を置く場合は、シンプルなフォルムながらデザイン性が高い物がいいですね。
ガラス製であればカッティングが入っているもの、陶器製なら色やデザインが個性的なものにすると、玄関スペースがとても華やかになります。
花瓶と植物のバランスはこう整えよう
花瓶と植物のバランスをよくするためには、高さ・色・飾り方の3種類に配慮しましょう。
花瓶と植物の高さを揃える
花瓶に植物を生ける基本的なルールとしては、花瓶の高さと植物の高さとは比例するということです。
つまり、背が低い花瓶には短く、背の高い花瓶には長く植物を生けると美しいバランス比率になります。
花瓶と植物の色を別々にする
ガラス製の花瓶に生ける植物はどんな色でも映えますが、陶器製の花瓶の場合は花瓶の色と植物の色とが重ならないようにするといいでしょう。
色が重なってしまうと、花瓶と植物双方の魅力を打ち消してしまいやすいので要注意。
植物の飾り方はシンメトリーが基本
植物の飾り方としては、中心を軸にして左右対称にするのが分かりやすいでしょう。
ただし慣れてきたら、片方だけに流すアシンメトリーな見せ方もおしゃれです。自然なアンバランスさは植物の魅力のひとつだからですね。
長く伸びるタイプの植物なら、花瓶の外にまで茎をあえて伸ばしていくという生け方も面白いですよ。
特に背の高い花瓶を使う場合は、茎だけを上や横に伸ばす生け方をぜひやってみてください。
まとめ
室内に一つでも植物があると癒され効果もアップしますね。
植物の自然体の姿を生かせる花瓶を使うことで、自然をモチーフにすることが多い北欧インテリアの魅力も高まります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ではまた、いのこでした。