北欧インテリアに絵画は似合う?サイズ・色合い・額縁の選び方
殺風景になりがちな壁に絵を飾るのは、インテリアコーディネートの一つの方法です。北欧インテリアでも、相性のよい絵というものは存在します。今回は、北欧インテリアに合う絵の選び方をご説明します。
こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。
今回のテーマは北欧インテリアと絵画です。
絵画と聞くとやや敷居が高く感じるかもしれませんが、絵画も音楽と同じで日常生活に潤いを与えてくれる大切な要素。
気軽に取り入れられるポイントを紹介していきましょう。
地味になりそうなインテリア空間をパッと華やかに彩る絵画
インテリアを構成する要素がたくさんある中で、もっとも大きな面積を占める壁面をなぜか放置しているケースが多く、もったいないなといつも感じます。
センスがいいと感じさせるインテリアは、必ず壁面に「動き」があります。
壁の一面だけ他の壁面と違う色や柄にするアクセントクロスや、空間を広く見せる鏡などを上手に取り入れることでその壁面に動きが出るんですね。
絵画も、壁面に動きをプラスするアイテムのひとつ。
- ・季節や気分に合わせて簡単に取り替えられる
- ・日常的にお気に入りの絵画を目にすることで刺激を受けられる
- ・インテリアのフォーカルポイント(その部屋の中で注目を集める部分)が簡単につくれる
など、たくさんのメリットがあります。
そして何より、無地の壁面を華やかに演出できるというのが最大のメリット。
極端に言えば、家具やファブリック類がすべてシンプルなタイプであっても、絵画が1枚壁に飾ってあるだけでおしゃれな部屋という印象を与えることができるのです。
北欧風にするための注意点は?絵画のサイズ・色合いの考え方
絵画を取り入れる場合は、インテリアテイストに合わせることが大切です。
インテリアでは、アイテムの色や質感、デザインなどを統一してテイストをまとめるのが大前提。それは絵画であっても同じです。
先にお気に入りの絵がある場合はその絵が映えるようなインテリアをつくりますが、今回はインテリアに彩りを添えるために絵画を取り入れる方法がテーマなので、北欧インテリアのテイストに合った絵画を選ぶコツを押さえておきましょう。
北欧テイストの絵の選び方
絵自体は、北欧テイストのモチーフを選ぶのが基本です。
北欧インテリアというと自然をモチーフにした柄が主ですから、静物であれば森林や樹木、クローズアップした葉っぱや花がおすすめ。動物であれば鳥や羊、馬などが多いです。
北欧の国々にあるものや生息している動物などが何かを考えて選べば大きくずれることはないでしょう。
絵画のサイズの考え方
次に絵画のサイズ。
絵画を飾る壁面の横幅と高さによって、適したサイズや枚数が変わります。
たとえば、ソファをくっつけた壁面に絵画を飾るなら、ソファから天井面までの高さの中間点にセットするとバランスがとれます。
飾る枚数が1枚でも複数枚でも、ソファの横幅の中心点と絵画の中心点とをそろえてシンメトリー(左右対称)に飾るのがもっとも失敗しにくいです。
家具を何も置かない壁面に飾るなら、壁面全体に同じサイズでモチーフが異なる絵画を均一に飾ってもいいですし、大きめサイズの絵画を1枚中心に飾って余白を生かすのもいいでしょう。
飾る壁面を画用紙に見立てて、その中にどう絵を配置していくかを考えれば分かりやすいですね。
北欧的な色合いを選ぶ
色あいは強くはっきりしたタイプよりも、やわらかくあたたかみのあるタイプがフィットします。
モノトーン系の北欧インテリアなら、絵画もモノトーンで統一しましょう。
印象が大きく変わる!北欧風インテリアの額の選び方
最後に、絵画を飾るには忘れてはいけない額の選び方についても触れておきましょう。
北欧インテリアに取り入れる絵画にセットする額は、家具と同じで基本的にシンプルなタイプが合います。
クラシックやアンティークといったテイストのインテリアで使うような、細かな装飾が施された額はバランスがとれません。
なるべく額そのものは目立たせず、絵画に視線を集められるようにするのがいいでしょう。
ナチュラルテイストの北欧インテリアなら木製、モダンテイストの北欧インテリアならアルミ製やプラスチック製で白や黒の額を合わせればしっくりきます。
まとめ
絵だけでなく文字だけ、線や図形だけといったモチーフもありますから、選ぶ楽しさも加わりますね。
部屋に華やかさをプラスしてくれる絵画、まずは1枚探すことから始めてみましょう!
ではまた、いのこでした。