こたつをどう置く?プロが教えるおしゃれなインテリアコーディネートのアイディア
寒い冬に欠かせないこたつ。せっかく出すのなら、おしゃれにコーディネートしてみませんか。こたつの色・柄の選び方から天板まで、インテリアとしてのこたつに注目しました。
こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。
今回のテーマは、こたつを取り入れたインテリアコーディネートです。
暖房というと現在はエアコンが主流ですが、こたつを気に入って使い続ける人も少なくありません。しかし、和の雰囲気に偏りすぎるのではないかと気になるもの。
実は、ちょっとした工夫で和だけでなく洋の雰囲気も楽しめるんです。今回は、こたつのインテリアコーディネート方法についてご紹介しましょう。
こたつの大きさと部屋の広さのバランスを考えよう
こたつには正方形と円形、長方形の3つの形があります。正方形は基本的に75㎝×75cm、円形は直径100cmがほとんどで、1~2人用として使います。
長方形は90cm×60cmが最も小さい1~2人用で、長辺は概ね最大135cm、短辺は最大85cmまでバリエーションがあります。
4畳半なら最も小さいサイズしか置けませんが、6畳なら105cm×75cm程度まで、8畳なら135cm×80cm程度まではゆったり使えるでしょう。
こたつの周囲を移動する場合や寝転んで使う場合もありますよね。したがって部屋の広さに対してぎりぎりのサイズを置くのではなく、少し余裕ができるサイズを選ぶのがおすすめ。
部屋全体のインテリアコーディネートの視点から考えても、余裕が少しある方がおしゃれな雰囲気を出しやすいです。
こたつ布団を部屋のベースカラーに合わせる
こたつとのセット商品として欠かせないのがこたつ布団。それなりの面積を占めることになることを考えると、色選びがこたつの見栄えに大きく影響します。
こたつを置いても部屋が狭く見えないようにしたいなら、こたつ布団は部屋のベースカラーに合わせるのが鉄則です。ベースカラーが白の場合、こたつ布団も白かベージュ系の色がいいでしょう。
ベースカラーと同じ色だとシンプルにまとまりますし、同じ色が多すぎて平坦に感じてしまうなら少し濃淡をつけて立体感を出します。
落ち着いた雰囲気が好きならブラウンでもいいでしょう。かわいらしい雰囲気にしたいならオレンジやピンクでもOKです。
ベースカラーがグレーの場合、こたつ布団は白か黒にしてモノトーンにまとめるとシックです。
もしモノトーンが好きでなければ、グレーと同じ青みのある色である紺や緑でもまとめやすいでしょう。他にも、他の家具とのバランスがとれるなら紫もおすすめです。あまり派手になりませんし、ぐっと大人の雰囲気になりますよ。
一つ上のランクへ!天板にこだわるこたつ選び
天板の色や材質次第で、こたつの雰囲気はかなり違ってきます。ライトブラウンからダークブラウンが多いものの、赤みのあるチェリーやヴィンテージ感が出るウォールナットも人気です。
デザインのバリエーションはそれほど多くありませんが、それでも選択の余地が存在します。木の節を残したデザインと、ほとんど節を出さないデザインとがありますから、好みに合わせて選びましょう。
既製品を買うのではなく、DIYでオリジナルの天板を作るというのもDIY好きなら楽しいですね。世界で一つだけのこたつになります。
絵柄を転写するステンシルを施したり、ワックスを塗って光沢を出したり、木材用のペイント塗料を塗って好きな色にアレンジしたり。こたつで食事やパソコンなどをする機会が多いなら、天板表面に凹凸が出ないよう注意しながらDIYしてみましょう。
まとめ
秋から冬にかけて、部屋の主役となるこたつ。
好きなテイストのインテリアに合わせてこたつ布団を選び、天板をDIYする作業も含めたインテリアコーディネートをぜひ楽しんでみてくださいね。
ではまた、いのこでした。