北欧インテリアにしたければ壁紙から?簡単にできる色のコーディネート術
家のテイストをすべて北欧風にするのは難しくても、壁紙だけ替えることで手軽かつリーズナブルに北欧が楽しめます。合わなければ壁紙を外せばいいだけですから、家にもお財布にも大したダメージはありません。あなたの家に合う壁紙の色の組み合わせをご提案します。
こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。
今回は、北欧インテリアと壁紙の相性がテーマです。
北欧インテリアを楽しむにはまず家やカーテンを買い替える、そんな方法を思いつく方が多いのではないでしょうか。
しかし、今持っている家具やカーテンをすべて買い替えるのは現実的ではないですし、できるならそのまま使いたいですよね。
そこでおすすめなのが、壁紙の貼り替えです。壁紙を貼り替えることで、簡単かつ効果的に北欧インテリアの雰囲気を演出できます。
「ちょっと壁紙を替えるまでするのは面倒かも……」と思う方もいるかもしれません。でも、実はDIY感覚でOKなんです!
今回は、色や柄の組み合わせ方を中心に、壁紙の貼り替えについてご紹介します。
寒色?暖色?壁紙の色で部屋のイメージが決まる!
北欧インテリアには、色の組み合わせによって2つのパターンがあります。壁紙を選ぶ前に、パターンを選ぶことが大事なんです。
2つのパターンとは、ブルーやグリーンやグレーといった寒色系のアクセントカラーで涼やかさを感じさせるパターンと、オレンジやイエローといった暖色系のアクセントカラーで温かみを感じさせるパターンです。
寒色系のパターンのベースはスノーホワイト、暖色系のパターンのベースはアイボリーです。同じホワイト系の色でも色みが違っていて、組み合わせを間違えるとずれた感じになりますので注意しましょう。
どちらのパターンの北欧インテリアにするかを決めたら、壁紙の色を決めます。
明るさを重視するならベースの色にアクセントカラーの柄が小さめに入ったタイプがいいですし、大きく雰囲気を変えたいならアクセントカラー1色の壁紙を大胆に一面貼るという方法もおすすめ。
押さえておきたいのは「決めたパターンに合った色の組み合わせを守る」ことです。
壁紙の柄で北欧インテリアらしさが出る!
より北欧インテリアらしい雰囲気の壁紙を使いたいなら、無地よりも柄のある壁紙を選びたいですね。
理由は、フォーカルポイントを作ることができることです。フォーカルポイントとは、室内で視線を集める場所を指しています。フォーカルポイントがあると、空間にメリハリが出て、おしゃれ度がぐんとアップします。
北欧インテリアでよく使われる柄と言えば、木の葉や花といった自然をモチーフとしたもの、鳥や鹿など動物をデフォルメしたもの、大きめの幾何学柄などです。
こうした柄ならどのタイプでも北欧インテリアらしさは演出できますから、寒色系か暖色系かという点を考慮した上で「この柄は好き!」と思った柄を直感的に選んでください。
ここはあなたの好みをしっかり反映できるところですよ。
壁紙を変えるならシールがオススメ
最近はDIY感覚で壁紙を貼り替えることができるようになってきました。手軽に貼れるよう工夫された商品が普及したんですよね。
一般的な壁紙は、職人さんが現場で寸法を測ってカットし、裏面に糊付けをして傾きなどを慎重にチェックしながら貼ります。糊付けはかなり難しくて、自分でやるのはかなり大変です。だからと言って、職人さんに頼むとそれなりにお金と時間がかかります。
それに対してDIY用の壁紙は、のり付きタイプやシールタイプになっているので、初心者でも比較的簡単に貼れます。
さらに言うと、のり付きタイプよりシールタイプの方がより簡単にカットできてさっと貼れます。
木目やタイル柄も北欧インテリアにはマッチしますから、シールタイプの壁紙から選ぶといいですよ。家族や友人と一緒に貼るとけっこう盛り上がりますよ。
値段がリーズナブルなのも嬉しいポイントです。柄や大きさにもよりますが、数百円から3000円程度出せばニトリの通販や楽天市場でだいたい買えますね。100均でも売っていますから、チェックしてみましょう。
まとめ
まず寒色系か暖色系か選び、それに合った壁紙の色と柄のイメージを思い描き、その後にネットや100均、インテリアショップなどで壁紙を探す。
これだけで、壁紙選びの成功確率は大きく上がります。
室内の壁のうち1面だけでも貼り替えると、雰囲気はがらりと変わります。シールタイプの壁紙はもし失敗してもはがして貼り替えられますから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ではまた、いのこでした。