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部屋の模様替えで「収納力」アップ!スッキリコーディネート術をご紹介

Posted: 2018/06/02
いのこ いのこ

部屋のごちゃごちゃをなんとかしたい! そんな人におすすめしたいのが、模様替えです。模様替えで収納を増やして、憧れのシンプル&おしゃれな部屋を実現しましょう。コーディネート術をご紹介します。

部屋の模様替えで「収納力」アップ!スッキリコーディネート術をご紹介

こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。


今回は模様替えの際の収納レイアウトがテーマです。長い時間を過ごす自宅で心地よく過ごすには、模様替えで好みのインテリアにしていきたいもの。

そして好みのインテリアを実現させるには、すっきりとした印象をもたせるために上手な収納プランを立てることが大切です。


模様替え時にどのように物を整理しながら収納プランを立てて実行していくといいのか、押さえておきたいポイントをご紹介しましょう。

事前に持ち物チェックで捨てるモノをピックアップ

事前に持ち物チェックで捨てるモノをピックアップ

生活をしていると、どうしても物は増えていきます。引っ越してきた時には収納スペースに余裕があったはずのに、時間が経つにつれてあっという間にいっぱいに……という経験は誰でも一度はあるものです。


そこでまずは、増えてしまったいろんな物をチェックし整理するいい機会として模様替えを活用しましょう。

私の経験でも、インテリアコーディネートのお仕事をご依頼いただいた時、あふれている物の断捨離からスタートする場合が少なくありません。

「インテリアをどうするか」以前の問題だったりするんですよね。


私は片づけのスペシャリストではありませんので、そういう時は提携しているライフオーガナイザーに片づけの段階をお任せします。

そのライフオーガナイザーがいつも言っているのが、「使うか使わないかで物を分別してください」ということ。


「使えるか使えないか」じゃないんですよ。この基準で分別すると、物が捨てられないのだとか。あくまで、自分軸で片づけていくことが大事です。

ちなみに、もっとも厄介なのは「使える状態だけれど今使っていない物」なのだそうです。これを捨てられるかどうかで、すっきり片づけられるかどうかが決まる、と力説していました。


片づけの作業で残した物を対象にして、収納プランを考えていくとスムーズに進められます。

収納プランは「物」ではなく「スペース」を基本に考える

収納プランは「物」ではなく「スペース」を基本に考える

残した物が決まったら次は収納位置を決めます。


基本は「その物を使う場所に近いスペースに収納する」という考え方で進めるのがおすすめです。


たとえば、タオルをリビングや寝室に置いたバスケットに入れている家庭もあるかもしれません。しかし、入浴時に使うタオルは洗面室に収納したほうが使いやすくなります。

なるべく収納場所と使用場所の距離を短くする、つまり動線をコンパクトにすることを考えながら、「どこに何を収納するか」をプランしていくといいですよ。

収納&掃除のしやすいレイアウトとは?

収納&掃除のしやすいレイアウトとは?

最後は収納のレイアウトです。


物を断捨離し、収納場所を決めたら、その場所にどのように物を収納していくかというレイアウトを決めていきます。

クロ―ゼットでも押し入れでも下駄箱でも、収納する物のサイズと数量を事前にピックアップしておきましょう。

スペースをできるだけ有効に使うためにも、収納グッズを使ってきっちり収納させます。


収納グッズを選ぶ際に忘れがちなのが、奥行を活用することです。

見えやすい横幅や高さは割と無駄なく使う人が多いのですが、見えにくい奥行スペースを余らせたままにしている収納プランは珍しくありません。

引き出しタイプの収納ボックスやワゴンタイプの収納キャビネットなどは、奥行方向にもしっかり収納できる上に、物の取り出しがしやすいです。

無駄なスペースをつくらないようにこれらのグッズを組み合わせて、横幅や高さと同じく奥行もできるだけ活用していくといいでしょう。


そして、物の使用頻度によって収納する位置の高さを考慮します。

日常的に使う物は、取り出しがしやすい高さ90~120㎝前後の位置に収納するのが鉄則です。頻繁に使うのですから、手を伸ばしたり腰を曲げたりする動作をなるべくなくすのが目的です。

そして重さがある物や大きい物、ストック類はこれより下の部分に、年に数回しか使わない物は天井に近い位置に収納します。


さらに、見落としがちなスペースを有効に使う方法もぜひ実践しましょう。

一例として、クローゼットや下駄箱の扉裏があります。この部分にワイヤーネットを引っ掛けてフックをつければ、ウォールポケットを使って小物類を収納したり、専用ハンガーでネクタイやスカーフなどを収納できます。

意外とたくさんの小物が収納できますから、忘れずに活用したいですね。

まとめ

物を整理し、適した場所に収納グッズを使って片づける。これが基本的な進め方ですから、模様替えの時にはこの考え方を頭に入れておきましょう。

実行していくうちに少しずつ収納上手になって、室内がすっきりとしてくるはず。そしてインテリアにもこだわりたくなって、より快適な空間に変わっていきますよ。

できることから少しずつ実行してみてくださいね。


ではまた、いのこでした。

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