北欧インテリアならラグが欠かせない!選び方とコーディネート
北欧インテリアの中でも比較的揃えやすいのが、ラグです。取り外しがしやすいので、いろいろ自分なりのアレンジが利くわけです。今回は、ラグの選び方とコーディネートのアイディアをお伝えします。
こんにちは、フリーのインテリアコーディネーターいのこです。
今回は、北欧インテリアに欠かせないラグの選び方がテーマです。
インテリアアイテムの中で、使う人と使わない人とが分かれるのがラグ。テーブルや椅子のように「なくてはならないもの」ではないだけに、選ばないという人も多いでしょう。
しかし、ラグがあるかないかで見映えが大きく変わる場合があります。北欧インテリアはそんなテイストのひとつ。
センスアップした北欧インテリアにするためのラグ選びのポイントを、いくつかご紹介していきたいと思います。
ラグを使うメリットは?
私自身、よくお客様に「ラグっているの?」と言われることがあります。
そう聞かれた時は、ラグのもつ2つの効果についてお話しすることにしています。
ラグは防寒・防音になる
ひとつはラグの持つ機能的な効果です。
商品によって違いはあるものの、ラグにはある程度の厚みがあります。そのため、防寒や防音の効果があるんですね。
人の足の裏は第二の心臓とも言われる部位で、思ったよりも敏感です。
その足裏に触れる部分が暖かいと、体感温度そのものが上がると言われています。そのため、特に冬場にラグがあるのとないのとでは、室内で過ごす際に感じる暖かさが変わります。
また、一人暮らしの場合はたいていマンションに住むことになりますから、下階への音や振動が気になるもの。
薄めであっても、ラグを敷いている時と敷いていない時とでは音や振動の伝わり方には差が出ます。
つい忘れがちな「ゾーニング効果」
そしてもうひとつは、ゾーニング効果です。
ゾーニングとは、ひとつの空間の中で用途に合わせて空間を仕切っていくプランニング手法です。
ゾーニングをすると空間の使い方にメリハリをつけられます。ワンルームや1Kタイプのような一人暮らし用の部屋の場合、物理的に部屋を仕切る広さがありませんから、家具の配置で空間分けを行いますよね。
これでもOKなのですが、そこにラグを加えることでゾーニング効果がさらに強まって、全体にメリハリが出ます。
たとえばソファの下にラグを敷くと、何となくそのあたりがリビングスペースだなと分かりますよね。
同じように、ダイニングテーブルの下にラグを敷くとダイニングスペースという位置づけがはっきりします。
一人暮らし初心者でも簡単に空間にメリハリが出せるのが、ラグのもつ力なんですよ。
ラグを選ぶ時は質感にこだわろう
ラグ選びで大切なのは、インテリアテイストに合った質感を選ぶということです。
室内で大きな面積を取ることが多く、視野に入りやすいですから、質感はとても重要なポイント。
ラグの素材はいろいろあって、一つずつ説明しているととても長くなってしまうので、ここでは毛足の長さの違いについて簡単に説明しましょう。
毛足が短いタイプは、見た目がすっきりとしています。ほこりが奥に入りにくく、お手入れが楽ですから、年中使えます。
一方の毛足が長いタイプは、見た目がゴージャスに見えます。ふわふわとした触感があるのではだしで歩く場所に敷くといいですね。
北欧インテリアと合わせる場合は、全体をすっきりとシンプルに見せたいのか、ソフトで温かみのある雰囲気にしたいのかで毛足の長さを選びましょう。
ラグの色はメインカラーになることを忘れずに
ラグの色は部屋全体のイメージを決めるので、質感と同じくらい重要なポイントです。
ラグの大きさにもよりますが、ラグを室内のメインにするかサブにするかで選ぶ色が変わります。
たとえばラグをホワイト系やグレー系、ベージュ系といった色にするなら、そのラグは部屋全体のベースカラーという扱いになるはず。
この場合、家具や照明器具できれいな色を選ぶとバランスがとれますね。
対して、ブルーやグリーンといったはっきりした色のラグを選ぶなら、その色が部屋全体のメインカラー、つまり主役の色として映えるよう、家具や照明器具の色はベーシックなもので抑える必要があります。
北欧インテリアでよく使われる色は、ブルーやグレー、グリーン、イエローなどです。
ラグを目立たせるのか目立たせないのか、全体のバランスを考えながら色選びをしていくといいでしょう。
まとめ
ラグを使ったことがないという人にこそ知っていただきたいラグの魅力。
今から一人暮らしを始めるという人や、北欧インテリアに模様替えしたいなと考えている人は、今回の記事を参考に好みのラグを取り入れてみてくださいね。
ではまた、いのこでした。